ブライダル業界にオープンでフェアな競争をもたらすことで、
誰もが憧れる結婚式を創造し関わる全ての人を幸せにする
「結婚式は高くて面倒くさい」
かつて「花嫁さんになりたい」というのは、女の子にとって代表的な将来の夢でしたが、今や「結婚式」のイメージは、「幸せ」や「憧れ」などポジティブなものだけではありません。たとえば「アイテム一つひとつの値段が高すぎる」「式場から“NO”と言われることが多すぎる」などネガティブな声も聞かれます。「ナシ婚」という言葉もブライダル業界を越えて、広く一般に知られるところとなってしまいました。
“結婚式離れ”が進んだのは、時代の流れとともに「必ずしも挙げなくていい」という風潮が広まったり、「結婚しない」生き方も肯定的に受け止められたり、価値観が多様化したのも大きな要因です。
また、ブライダル業界自ら「ナシ婚」を加速させてしまった面もあります。これまでブライダル業界は、結婚式の品質を高めて顧客満足を求めるよりも、一組でも多くのお客様を獲得して利益を確保する方に重きを置く傾向がありました。結婚式を挙げることが当たり前だった時代が長く続いたため、品質向上のための努力をおろそかにしたとしても、未来のお客様を失わずに済み、存続してこられたわけです。結婚式のイメージが低下したのは、その報いであるとも言えます。
こう言うと「ウチは一組ひと組、丁寧に手掛けてきた」といった声も聞こえてきそうですが、業界全体の雰囲気として、顧客満足よりも利益を優先する傾向があったことは事実であり、目をそむけることはできません。
でも私たちは、結婚式でしか見られない光景、味わえない感動を知っています。これまでに出会った大切な人々全てが一堂に会する、そんな機会は結婚式以外にそうそうあるものではありません。
たとえば、チャペルの扉が開いた瞬間、涙を流す花嫁は少なくありません。その涙の理由は何でしょうか。「今日の幸せはここに集ったゲストの皆様あってのことだ」という思いを痛切に感じるからだと思うのです。私たちは、そんな結婚式のリアルを目の当たりにしてきたからこそ、この素晴らしい文化を絶やしてはならないと考えています。
私たちは「CORDY」を通じて、結婚式にかつての輝きを取り戻したいと考えています。そのためにはまず、ブライダル業界を変えなければなりません。業界に健全な市場競争をもたらし、結婚式を挙げる全てのカップルがそれぞれの価値観に合わせて自由に選択できる環境を整えます。その結果、お客様だけでなくブライダル業界に携わる全ての人々が結婚式の仕事に愛情と誇りを持ち、イキイキと働けるようになると確信しています。